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<東京サマーランド>防犯強化し事件の再発防止図る

昨年8月、プールの女性客9人が何者かに切りつけられ負傷する事件があった遊園地「東京サマーランド」(東京都あきる野市)は1日、再発防止に向けた安全管理の強化策を発表した。これにより3日から今年の営業を開始する。
同園によると、施設の改修や手荷物検査の女性警備員などの増員を約1億円かけて実施する。事件後に導入した入園時の手荷物検査と金属探知機による所持品チェックを継続。昨年は6台だった探知機を、夏季の繁忙期には10台まで増やす。
監視カメラの台数も増やし、新設した集中管理室などで監視し、プール外のエリアの監視も強化する。
事件のあったプール「コバルトビーチ」は人工的な波を定期的に発生させ、満員電車のように混み合うほどの人気で、犯行が分かりにくい状態だった。今シーズンも利用者数を制限し、波の再開も当面、見送る。記者会見した井上博志社長は「今年で開園50年。新たに事故対応のマニュアルなどを作成し、訓練に努めてきた。社員一丸で安全安心対策に取り組む」と話した。
同園の昨年の入場者数は、事件などの影響で前年比6%減の約86万人にとどまった。今年は同1割増を目指すという。


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