愛知県一宮市立浅井中学校3年の男子生徒(14)が大阪市内のビルから飛び降り自殺(6日)したとされる問題で、同校の上田隆司校長が13日、一宮市役所で記者会見を開き、担任教諭の指導について「不適切で不備があった。大切な命を守りきれず申し訳なかった」と謝罪した。市教委は今後、第三者委員会を設置して担任や学校の責任について調査する。
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これまでの市教委の説明によると、男子生徒は担任に対して不信感を持ち拒絶していた。「体育祭で怪我をした時も親身になって対応してくれなかった。プリントも友人と2人ばかり配布させられていた」と話していたという。保護者から担任の変更を求められ、学校側はそのつど別の教諭が見守ったり進路指導担当を代えたりしたが担任の変更はせず「不信感にうまく対応ができていなかった」と説明した。
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12日夜には臨時のPTA総会が開かれ、上田校長は「担任によるいじめがあった」と述べた。この発言について(13日の)会見では「保護者の意向をくみ取り発言したが、(いじめが)あったかなかったかはわからない」と釈明した。
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担任教諭は校長の指導によって9日から自宅謹慎とし、今年度中は登校させないという。
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