群馬県館林市高根町の「高根つつじ野区」(小野哲夫区長、296世帯)では、「子どもたちを不審者から守ろう」と同区内の小中学校に通学する児童・生徒95人全員に防犯ブザーを無償で配布することを決め、2月1日に高根つつじ野会館で関係者など約150人が集まり、贈呈式を行った。 |
同区内では昨秋、近くの公園で不審者が子どもを追いかけ回す事件などがあり、館林署などと連絡を取って対応を協議した結果、防犯ブザーを配布することを決めた。防犯ブザーはお年寄りや主婦からも希望する声があり、児童・生徒以外の希望者には600円で販売される。 |
配布される防犯ブザーは1個800円。黄色いウサギの形をしており、暗闇でも手元を照らせるようにライトが付いている。ボタンを押すと、けたたましいサイレン音が鳴り響く。 |
同区は89年から分譲が始まった「つつじ団地」にあり、新住民が多いことから「住民の結束を固めよう」と昨年11月、同市内で初めてボランティアによる自主防犯パトロール隊「高根つつじ野区防犯チェッカーズ」を結成、地域の安全に一役買っている。 |