店舗で接客に当たったり、万引き犯を店員に知らせたりする機能を備えた人型ロボットの実用化に向けた実証実験が福島市で始まった。実証実験で使われるのは、大手通信会社が開発した人型ロボットの「Pepper」。アプリケーションを入れることでさまざまな機能を果たせる仕組みで、今回は東京の警備関連企業が開発したアプリケーション「UNIBOT」を搭載している。
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20日は福島市の書店で、店舗での接客に当たるこの人型ロボットの実用化に向けた実証実験が始まった。実験では、売り場の案内などの接客をしたり、万引き犯を見つけて店員に知らせることなどを想定して事前に登録した顔写真のデータと人の顔を照合したりする機能について検証や改善を行う。
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ロボットはさっそく店を訪れた客に、「新刊本の売り場はこちらです」などと声をかけて案内していた。開発責任者の大槻正さんは、「このロボットの画像認識技術は、顔だけでなく、ほかの物体にも応用できます」と話していた。
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実験は、2月19日まで行われ、今年4月には実用化したいとしている。
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