ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(福岡市)は来年1月までに24時間営業をやめることを決めたことが18日わかった。早朝や深夜の営業短縮も進めており、定休日も「考えるべき時代が来ている」として導入を検討していく方針。定休日は百貨店業界で復活が相次いでいるが、外食業界ではめずらしい。
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ロイヤルホストは全国223店舗。かつては大半が24時間営業だったが、2011(平成23)年頃から営業時間の短縮に取り組み、現在では桜川店(大阪府)と府中東店(東京都)だけ。この2店も来年1月までに深夜営業をやめる。また、早朝や深夜の営業時間短縮も進めていて、すでに全店平均でみると前年比で30分超も短くしたという。
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外食業界は、深夜営業を減らす傾向にある。理由は、人手不足で賃金が上がり、売上高がコストに見合わなくなってきているため。また人が集まらない中で無理に営業すれば、従業員に長時間労働を強いることにもなる。生活習慣の変化で、深夜の利用客が減っているという事情もある。
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ロイヤルHDでは深夜、早朝をやめる分、来客が多い昼や夕食の時間帯の人数を手厚く配置する考え。「より充実したサービスができるようになる」としている。
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