東京都の小池百合子知事は30日、自らの政治塾「希望の塾」の開講式を都内で開いた。30日の会場は東京・豊島区の帝京平成大学の講堂(1,070人収容)で、開塾式と第1回目の講義が行われる。塾長の小池都知事が都政改革、豊島区の高野之夫区長が地方自治の実態について講義する。
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講義は10/30(日)、11/12(土)、12/10(土)、1/14(土)、2/4(土)、3/4(土)の全6回、13時~18時の間で2時間程度。その他、意見交換や懇親会などの開催も予。(講義とは別日程の場合もある)
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小池氏は挨拶で、「素晴らしい日本の政治をつくるために、皆さん一人一人が批評家ではなく、実際にプレーヤーとなって参加してもらえる方向を目指したい」と強調した。全国から約4,800人の応募があり、審査の結果、2,902人の入塾が認められた。
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小池氏の政治塾立ち上げは「小池新党」への布石ともみられている。来年7月の任期満了に伴う都議選に小池氏が候補者を擁立するとの見方もあり、今後も注目を集めそうだ。
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ただ、規約によると希望の塾は政治や社会、経済の抜本改革に向けた人材育成を主眼に置いており、特定の選挙での候補者の公認や推薦などは行わないとしている。
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開講式は、塾生が一度に会場に入り切れないため、4回に分けて実施。講義は来年3月まで月1回のペースで開かれ、受講料(6回分)は一般男性5万円、女性4万円、学生(25歳以下)3万円。都政をめぐる課題のほか、地方自治制度や税財政、選挙制度などについて専門家から学ぶ予定だという。
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