Secure-japan
header


診断
犯罪事例
セキュリティ情報
このサイトについて
 

精神保健指定医89人処分へ-厚生労働省

重い精神障害がある患者に強制的な入院が必要かどうかなどを判断する精神保健指定医の資格について、全国の49人の医師が不正に取得していたことが厚生労働省の調査で26日わかった。厚生労働省は、上司にあたる指導医と合わせて89人を対象に資格を取り消すなどの処分を行う方針。
厚労省などによると、精神保健指定医の資格を不正に取得していたのは、全国の国公立や私立の大学病院などに勤務していた49人の医師で、いずれも定められた症例を十分に診療していないのにしているように装うなどして国に報告していたという。
このため同省は、上司にあたる指導医40人と合わせて89人を対象に資格の取り消しや指定医の職務を停止する処分を行う方針。さらに現在、資格を申請している5人の医師についても不正が疑われるとして今回の申請を認めない方針。
一方、今年7月に、神奈川県相模原市の知的障害者施設で起きた殺傷事件で、逮捕された男の措置入院の診断にかかわった医師の1人についても不正取得の疑いがあるとして同が調査を進めていたが、本人が資格の返上を申し出たため対象には含まれていないという。
「精神保健指定医」の資格をめぐっては、昨年4月、川崎市の聖マリアンナ医科大学病院で11人の医師の不正取得が明らかになり、同省が全国の約3,000人の医師を対象に調査を進めていた。


footer