米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は19日、バングラデシュ当局が首都ダッカの飲食店襲撃テロ事件後に公開したIS=イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」=との関わりがある容疑者リストに、日本に滞在していた人物が含まれていると報じた。
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同紙によると、バングラデシュ当局は今月、ISとの関わりがあるとする「最も重要度の高い容疑者」の10人のリストを公表した。
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日本に滞在していたのはモハマド・サイフラ・オジャキ容疑者で、京都の大学で経営学を教えていた。同容疑者はバングラデシュ中部のヒンズー教徒の家庭に生まれ、奨学金を得て日本に留学したという。
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父親によると、日本に移った後、イスラム教に改宗して名前も変えた。テロ容疑をかけられていることに、父親は「何が起きているのか、全く理解できない」と泣き崩れたという。
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オジャキ容疑者のほかにもオーストラリアやカナダに滞在していた者がおり、バングラデシュ国内の戦闘員と国外のIS関係者とを結ぶ連絡要員として活動していたとみられている。
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