スズキは18日、国土交通省の規定と異なる方法で自動車の燃費試験に用いるデータを測定していたと発表した。主力軽自動車「ワゴンR」を含め販売中の全16車種で問題が判明した。対象台数は210万台に上る。
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燃費性能を偽る不正行為はなく測定誤差の範囲内であり、燃費数値を修正する必要はないと説明している。三菱自動車に端を発した燃費測定問題は他社にも波及した。
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スズキの鈴木修会長は国交省で記者会見し、「定められた測定方法を用いていなかったことを深くおわびする」と陳謝した。その上で「燃費表示には問題ない」と強調した。
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スズキによると、2010(平成22)年頃から国の規定と異なる方法で測定しており、走行の抵抗値の誤差は5%未満という。
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該当車種は、軽が「アルト」「アルト ラパン」「ワゴンR」「ハスラー」「スペーシア」「エブリイ」「キャリイ」「ジムニー」で、登録車は「ソリオ」「イグニス」「バレーノ」「SX4 S―CROSS」「スイフト」「エスクード2・4」「エスクード」「ジムニーシエラ」。
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