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大統領停職、弾劾裁判へ=五輪に影響も-ブラジル

ブラジル上院(定数81)は12日、ルセフ大統領に対する弾劾裁判の開始を賛成55、反対22、棄権・欠席4の賛成多数で決めた。
ルセフ氏は最大180日間の停職となり、同日中に大統領府を去る。ブラジルの大統領が弾劾に問われ、停職となるのは1992年のコロル大統領(当時)以来。
ルセフ氏は今後、最高裁長官をトップとする弾劾法廷で裁かれる。証人喚問などを経て上院の3分の2が弾劾に賛成すれば、罷免される。ルセフ氏は徹底抗戦を訴えており、弾劾裁判は数ヶ月続くとみられる。政治混乱を背景とした不安定な社会情勢が3ヶ月後に迫ったリオデジャネイロ五輪に影響を及ぼす可能性もある。
ルセフ政権の閣僚は中央銀行総裁とスポーツ相を除き、全員が辞任する。停職中に大統領代行を務めるテメル副大統領は、12日中に暫定内閣を発足。1930年代以降、最も深刻となっている不況からの脱却に最優先で取り組む。機能不全状態が続いた政治の安定と、ルセフ氏弾劾をめぐって対立を深めた国民の融和も大きな課題となる。


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