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セコム、前田会長を解職 社内の風通しが悪く

セコムは11日の取締役会で、前田修司会長の解職を決議した。社長、会長在任中に前田氏へ権限が集中して自由な社風が失われたため、経営の刷新を図るという。
前田氏は同日付で取締役を辞任し、伊藤博社長も辞職。日銀出身の中山泰男常務が後任の社長に就任した。
新社長となる中山氏は11日に都内で記者会見を開き、突然のトップ交代の理由について、「前田会長の強いリーダーシップの副作用で、社内の風通しが悪くなっていた」と説明した。中山氏は数ヶ月前から、前田会長に経営の一線から退くよう促したが、受け入れられなかったという。
指名・報酬委員会が4月以降、前田会長の処遇を議論したが結論は出ず、結局、11日の取締役会に解任動議が出され、11人中6人が賛成した。創業者の飯田亮最高顧問も今回の人事を認めたという。


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