燃費データ不正問題を起こした三菱自動車に対し、日産自動車が約3割出資する方向で調整に入ったことが11日明らかになった。三菱自動車は事実上、日産の傘下に入って、経営再建を目指すことになる。
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関係者によると、日産は、三菱自動車が行う第三者割当増資を引き受ける形で株式の34%を取得する方向で最終的な調整に入ったという。出資額は2,000数百億円に上る見込みで、日産は現在、合わせて株式の3分の1を出資している三菱グループの主要3社を抜いて筆頭株主となり、三菱自動車を事実上、傘下に収めることになる。
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日産とルノー、そして三菱自動車を合わせると、世界全体の販売台数はトヨタ自動車やフォルクスワーゲンに迫る規模となり、三菱自動車の燃費の不正などの問題は、業界再編に発展する見通しになった。
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関係者によると、日産は、三菱自動車が行う第三者割当増資を引き受ける形で株式の34%を取得する方向で最終的な調整に入ったという。出資額は2,000数百億円に上る見込みで、日産は現在、合わせて株式の3分の1を出資している三菱グループの主要3社を抜いて筆頭株主となり、三菱自動車を事実上、傘下に収めることになる。
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両社は12日、それぞれ取締役会を開き、資本提携について決議することにしているという。
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