・買い物しながらパトロール |
・子どもセーフティー・スタッフ事業--市立小中全94校ごとに |
・ボランティア募集中 |
昨年、全国で登下校中の児童、生徒の連れ去り事件が相次いだことを受け、新潟市は市立小中学校全94校ごとに、買い物などの途中、通学路の防犯パトロールに当たってもらう「ながらパトロール」のボランティアスタッフを募集している。募集期間は今月30日まで。 |
ながらパトロールは、登下校中の子どもの安全確保を目的に市が2月下旬から実施する「子どもセーフティー・スタッフ事業」の柱で、スタッフとして登録した保護者や近所の住民たちが、登下校の時間帯にパトロールし、子どもたちを見守る。パトロールは買い物や散歩途中でも構わず、日常の暮らしの中で、子どもの安全を図る機運を盛り上げてもらう狙いだ。 |
スタッフには、同市出身の水島新司さんの野球漫画「ドカベン」のキャラクターが入ったジャンパーが貸し出される。キャッチャーの「ドカベン」には、「守りの要」として事件を未然に防ごうという思いが込められているという。 |
また、同事業の一環として、市は防犯ブザー9000個を用意し、各校の生徒、児童への貸し出しを予定している。 |
市学校指導課によると、同市と豊栄市、亀田町、横越町に昨年4月から12月までに寄せられた不審者情報は61件に上った。前年とほぼ同数だったが、車に連れ込まれそうになったとの情報が4件寄せられるなど、重大事件に発展しかねない事案が増えているという。このため、同課の担当者は「自発的な防犯の輪を広げることによって、地域ぐるみで子どもを守るという環境を作っていきたい」と話している。 |
募集人数は各校10~20人程度で、申し込みは居住地域の小中学校で受け付けている。電話か直接学校に行けば、申し込める。 |
問い合わせは同課(電話025-228-1000)まで。 |