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不適切指導指摘、全国に通知=広島中3自殺で文科省チーム

文部科学省の検証チームは25日、広島県府中町立府中緑ケ丘中学校で、誤った非行記録に基づいて進路指導が行われたあと3年生の男子生徒が自殺した問題で、触法行為だけで機械的に判断する推薦基準が設けられているなど不適切な対応が複数あったとして、同じような問題がないか確認するよう各地の教育委員会などに通知した。
これは25日、文部科学省の特別チームが中間とりまとめとして行ったもの。
府中町の府中緑ケ丘中学校では中学3年生の男子生徒が、万引きの非行歴があるという誤った情報が記載された資料に基づいて進路指導を受けたあと自殺し、面談は教室の前の廊下で行われていたことなどがわかっている。
通知では、万引きの事実確認や推薦されないという重要な情報を伝えるうえで十分な配慮や適切な環境が確保されておらず、生徒の将来に大きな影響を与える進路決定にも関わらず、1年生のときの触法行為だけで機械的に判断する推薦基準が設けられていたと指摘している。
また、推薦の基準を変更したことを保護者や生徒に説明していないなど、不適切な対応が複数あったとして同じような問題がないか確認を徹底し、適切な指導を行うよう25日各地の教育委員会などに通知した。
文部科学省の義家副大臣は、「進路指導や生徒指導は、生徒の将来を左右しかねない重要なもので、一人一人の成長をしっかりと見て対応して欲しい」と話している。


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