日本プロ野球組織の調査委員会(大鶴基成委員長=弁護士)は22日、プロ野球巨人の高木京介投手(26)による野球賭博問題で東京都内で記者会見し、高木投手を1年間の失格処分とするのが相当とする処分案などを付記した報告書を、熊崎勝彦コミッショナーに提出したと発表した。同日中に熊崎コミッショナーが処分を下す見込み。
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調査委の調べでは、高木京投手は巨人元投手の笠原将生氏(既に無期失格処分)を介し、2014(平成26)年4月末から5月上旬頃までの間に、3、4回にわたりプロ野球8、9試合を対象に金銭を賭けていた。
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高木京投手が所属している巨人の試合に賭けていたことや、日本プロ野球機構(NPB)が野球賭博常習者と認定した飲食店経営者と交際していた事実は認められないとした。
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巨人では笠原氏の他、野球賭博に関与した福田聡志、松本竜也の元投手は、昨年11月に無期失格処分となったが、調査委は高木京投手について、約10日間で賭けるのを止めたことや真摯に反省していることなどを総合的に考慮して、1年間の失格処分が相当と判断した。
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巨人に対しては管理監督上の責任は重いとして、制裁金500万円を科すのが相当とした。
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