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児童相談所が保護見送った男子中学生が自殺 両親から虐待

両親から虐待を受け相模原市児童相談所に通所していた中学2年の男子生徒(14)が自殺を図り2月末に死亡していたことが22日わかった。児相は親の承諾なしに強制的に保護する権限があり、男子生徒は児童養護施設への入所を求め児相も両親に入所を説得したが両親は拒否し一時保護する結果にはならなかった。
市によると、2013(平成25)年秋に当時小学校6年生だった男子生徒の顔にあざがあることを通っていた小学校の教諭が気付いて市に通報。児相は同年11月に虐待案件と認定。両親は児相の呼び出しに応じた上で男子生徒と通所し指導を受けていた。しかし、その後も両親による虐待は続き、男子生徒は児相に何度も「児童養護施設で暮らしたい」などと訴えていたという。
14(同26)年10月上旬に両親が児相による一時保護の方針をかたくなに拒んだため男子生徒の通所を停止。その後、男子生徒が進学した中学校は児相に「保護を求めている」と通報したが、児相は「親子の関係が改善してきている」と判断し保護を見送った。男子生徒は同年11月に親類宅で自殺を図ったという。男子生徒は意識不明が続いていたが、今年2月に死亡した。
児相の鳥谷明所長は「親子の状態は少なくとも良い方向に向かっていたと思われ、職権を使う急迫した状態にはなかったと考えている」と話している。


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