今月26日に再稼働した福井県の高浜原子力発電所4号機は29日午後2時過ぎ、発電機の故障を示す警報が出て原子炉が自動停止し、関西電力が原因を調べている。関西電力によると、このトラブルによる環境への影響はないという。
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関西電力と福井県に入った連絡によると、高浜原発4号機で29日に予定されていた発送電の開始に向けて中央制御室の運転員が発電機と送電設備をつなぐ操作をしていたところ、午後2時1分、発電機の内部故障を示す警報が鳴ったという。これに伴いタービンと原子炉が自動停止したという。
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関西電力によると、原子炉は核分裂反応を抑える制御棒48本すべてが正常に入れられて停止し原子炉の冷却はできているということで、このトラブルによる周辺のモニタリングポストに異常はないという。 関西電力は警報が鳴った原因を調べていて、29日の発送電の開始を見合わせる見通し。
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高浜4号機を巡っては今月20日にも原子炉建屋の隣の建物で放射性物質を含む冷却水が床などに漏れ作業が一時中断するトラブルがあった。
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