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「環境の日」を知らない丸川環境相…陳謝

丸川珠代環境大臣が22日午前、衆院予算委員会で「環境の日」がいつか問われ、間違えた日付けを答え陳謝した。
質問に立った民主党の後藤祐一議員が、「環境のことについてお聞きしたい」と切り出し、「まず『環境の日』をご存じですか」と問うと、丸川氏は困惑した表情に。後ろから秘書官が耳打ちすると、「6月1日でございます」と答えた。後藤氏が「6月1日じゃなくて、6月5日じゃないですか」とただすと、丸川氏はしばらく秘書官と話し合い、「申し訳ございません。6月5日でした」と軽く頭を下げた。
後藤氏は「(環境の日を)知らなかったことが明らかになった。この日は1972(昭和47)年にストックホルムで開催された国連人間環境会議を記念して制定された」とその重要性を強調し、「環境行政をつかさどる大臣が環境の日を知らないというのは大変がっかりだ」と批判した。
続けて、丸川氏が以前「行きたい」と話していた4大公害病の現地視察について、後藤氏が「(イタイイタイ病が発症した)富山県以外は行ったのか」と質問。丸川氏が「今後、お伺いする予定もございます」とかわそうとすると、「要するに他の3県は行ってないということですね。土日を利用すれば、行けたと思うんですよ。現場でちゃんと話を伺ってほしい」と苦言を呈した。
4大公害病は1950(昭和25)年代から60年代にかけて、未曾有の環境汚染などによって発症した水俣病(熊本県)、第二水俣病(新潟県)、イタイイタイ病、四日市ぜん息(三重県)の被害。後藤氏が「水俣病患者の方と話したことあるのですか」と問うと、丸川氏は「現在のところございません」と答えた。
後藤氏は最後に「環境基準と排出基準の違い分かりますか」と畳みかけると、丸川氏はまたしても即答できず、秘書官と相談した後に答弁。「今、そこで教えていただいたんですね」と聞かれると、丸川氏は「確認させていただきました」と答えた。
後藤氏が「環境基準と排出基準は、環境省の存在意義そのもの。こんなことも分からないで環境大臣やっているのか」と語気を強めると、自民党議員席が一時騒然となった。


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