名古屋市名東区藤が丘の市立藤が丘小学校で19日、名東署員を招いて教諭を対象にした防犯研修が実施された。 |
大阪・池田小での児童殺傷事件後も小学校などへの不審者侵入などが絶えず、同小では廊下など13ヶ所にインターホンとベルを設置するなど対策をとっている。 |
研修では、同署員がふんした不審者が教室に侵入。教諭たちは用件を尋ねる一方、児童にヘルプカード(不審者通報用紙)を渡して職員室に連絡させたり、インターホンを通じて連絡する訓練を行った。さらに、刃渡り20センチの刃物を持った不審者に椅子や机を手に立ち向かうなどして子供を守る方法を学んだ。 |
研修のあと、教諭たちからは「児童を逃がすマニュアルが必要」「相手が刃物を出したときは児童を机の下に」「教室に入れない対応を」などの意見が出された。同署の田中忠雄生活安全課長は「身をもって子供を守る気持ちが大切。いつ起きるか分からないので常に訓練して備えてほしい」などと話した。 |