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東京・江戸川区がパトカーそっくり車を巡回

警察のパトカーのように白と黒に色塗りした「特製パトロールカー」を東京都江戸川区が走らせている。ナンバーは「110」。交番で情報を得ながら一日中、区内を巡回する。地元署も「犯罪の抑止につながれば」と期待している。
千葉県と接する江戸川区はひったくりや自転車盗が増え、刑法犯の発生件数(14年)は都内最悪。汚名を返上しようと、区は昨年末、パトカーそっくりの車3台を新調した。
車上の回転灯は黄色。「赤色にしなければ、デザインが似ていても問題ない」と警察の許可も得た。昼は区職員、夜は委託した警備員が24時間、年中無休で学校周辺や住宅街を回る。
夜間パトロールの前後には区内の3警察署に毎日出向く。交番にも立ち寄り、事件や事故の発生情報を入手している。
地元の小岩署幹部は「この車を見て犯行を思いとどまる人がいるかも」と抑止効果に期待するが、「パトカーと間違えて被害者が助けを求めても、何もできないのでは困る」と不安を漏らす警察官も。これに対し、区の担当課は「逮捕はできないが、緊急時の通報などマニュアルも整備した」と話している。


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