気象庁によると日本時間の6日午前10時29分、北朝鮮で揺れが観測された。位置は北朝鮮の北東部で北緯41度6分、東経129度2分で深さはごく浅いという。この揺れはマグニチュードに換算すると5.1と推定されるという。気象庁は現在、この揺れが地震の波形とは異なる可能性があるとみて詳しく分析している。
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今回揺れが観測された北朝鮮北東部の北緯41度6分、東経129度2分付近には北朝鮮の核実験場がある。
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3年前と7年前、それに10年前に北朝鮮が地下核実験を行った際には今回と近い場所で地震の規模に換算してマグニチュード5前後の振動が観測された。地震の場合、地震計に記録される波形は小刻みな揺れから始まり、次第に振幅が大きくなるが、地下核実験による振動の場合は最初から振幅の大きな波形となる。
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今回記録された波形も、地震とは異なる特異な振動を示しているという。
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