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今年の出版物の販売額 過去最大の落ち込み

出版業界の調査や研究を行っている出版科学研究所(東京都新宿区東五軒町)のまとめによると、今年1月から11月までに国内で出版された書籍と雑誌の売上げは、昨年の同じ時期と比べて約5.2%減少し、過去最大の落ち込み幅となったことが28日わかった。
1年間の販売額は昨年より840億円少ない1兆5,200億円になる見通しで、これで11年連続でマイナスとなった。
出版物の種類別にみると、書籍の売上げは芥川賞を受賞したお笑い芸人、又吉直樹さんの「火花」が200万部以上を売上げたほか、新書などは好調だったこともあり、昨年から1.9%減少と小幅な落ち込みにとどまった。一方で、雑誌は前の年から8.2%の減少と、かつてない落ち込みとなり、特に週刊誌の落ち込みが大きくなった。
出版科学研究所によると、スマートフォンの普及により雑誌を読む時間がゲームなどに奪われたことが影響したとみられるという。同研究所は「今後、出版業の存続を懸けて、書籍の流通や販売の構造変化が一段と進むのではないか」としている。


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