警察庁は4日、フランスで起きた同時テロ事件を受けてテロ対策を強化するため、レストランなど警備が比較的緩やかな「ソフトターゲット」と呼ばれる場所での対策の推進などを全国の警察に指示した。これは、政府が4日にテロ対策の強化を打ち出したことを受けて、警察庁が全国の警察に改めて指示したもの。
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フランスで起きた同時テロ事件では、不特定多数の人が集まり警備が比較的緩やかなレストランなどの「ソフトターゲット」と呼ばれる場所が狙われたため、4日の指示では、こうした施設の管理者に対し、警備の強化や監視カメラの整備などを働きかけたり、パトカーや制服を着た警察官が警戒に当たる様子を見せることでテロを未然に防いだりするよう求めている。
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また、爆発物の原料となりうる化学物質を取り扱う事業者との連携を確認することや、テロリストの入国や銃器の流入を防ぐため、入国管理局や税関などの関係機関と連携した水際対策を徹底することなどを指示した。
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