経済的な理由もないのに盗みを繰り返してしまう「窃盗症」と呼ばれる依存症の人たちの治療を支援する組織が、奈良市で設立されることになった。「窃盗症」は「クレプトマニア」とも呼ばれ、経済的な理由もないのに万引きなどの盗みを繰り返してしまう依存症のひとつで、犯罪として処罰するだけでなく専門的な治療が必要とされている。
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こうした窃盗症の人たちの治療を支援しようと、自助グループ「KAなら」が12月に奈良市で設立されることになった。グループは、奈良市にある「更生保護サポートセンターなら」を拠点に活動し同じ悩みを抱える人たち同士で情報を交換したり、専門の医師を紹介したりして依存症の治療を支援する。
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16歳以上の人なら誰でも相談でき、本人だけなく家族なども参加できるという。グループの設立を支援した松井大輔弁護士は「窃盗症は病気として治療する必要があり少しでも不安がある人はぜひ参加してほしい」と話していた。
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問い合わせはメールで、アドレス「akagtake@mail.gunma.med.or.jp」まで連絡してほしいという。
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