財務省が22日に発表したところと、今年1月から6月までに全国の税関が偽ブランドや著作権侵害の輸入品を差し止めた件数は1万6,367件と、これまでで最も多かった去年の同じ期間を0.2%上回り過去最多となった。
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品目別では、財布やハンドバッグなどの「バッグ類」が5,755件と最も多く、「衣類」が3,049件、「携帯電話及び付属品」が1,536件などとなっている。
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このうち「携帯電話及び付属品」は去年の同じ期間に比べて約13%増えていて、アニメのキャラクターを無断で使用したスマートフォンのカバーやストラップを、貨物などに大量に詰めて輸入しようとするケースが増えているという。
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これを輸入先で見ると、中国からが9割以上を占めていて、続いて香港、韓国などからが多くなっている。
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財務省では、「個人での消費目的に加え、国内で売りさばくために大量に輸入しようというケースも増えており、郵便物だけでなく貨物など大口の輸入品に対する取締りも強化したい」としている。
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