大阪府堺市は21日、国勢調査に関連した個人情報を記載した書類を同調査指導員の男性職員(34)が紛失したと発表した。飲酒し駅前で寝てしまい、書類を入れたカバンの置き引きに遭ったとみられる。職員は大阪府警・堺北署に盗難届を出した。
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市によると、紛失したのは国勢調査回答状況確認表33枚。18日までにインターネットで同調査に回答した市内100世帯の代表者氏名や世帯人数などの情報が記載されていた。職員は確認表を担当の調査員に渡すためカバンに入れて持ち帰ったが途中で飲酒。19日午前2時頃、JR阪和線百舌鳥駅前でカバンを横に置き寝てしまった。約1時間後に目がさめて紛失に気付いた。
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しかし、すぐには報告せず、20日朝から職場のゴルフコンペに出掛け、同日夕になって上司に報告したという。
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同市では、別の男性職員(59)が有権者約68万人全員の情報を無断で自宅パソコンに保存。また持ち出した外郭団体職員約1,000人分の情報などがネット上に流出したことも判明している。市は「心からおわびする」と謝罪し、職員の処分について「厳正に対応したい」と説明した。
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