政府は11日の閣議で、文部科学省の外局として10月に発足するスポーツ庁の初代長官に、1988年ソウル五輪の金メダリストで、日本水泳連盟会長の鈴木大地氏(48)を起用することを決めた。
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鈴木氏は2020年東京五輪・パラリンピックに向けた競技力向上や、スポーツを通じた国民の健康増進で中心的な役割を担う。
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鈴木氏は13年6月、46歳の若さで日本水連会長、日本オリンピック委員会(JOC)理事に就任。20年東京五輪・パラリンピック組織委員会ではアスリート委員長を務めている。こうした実績に加え、高い知名度や若さも評価された。
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スポーツ庁は、スポーツ行政の縦割りを解消し、一元化するのが狙い。競技水準向上の他、障害者スポーツの振興、スポーツによる地域活性化や国際交流も担当する。
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文科省スポーツ・青少年局を母体に関連省庁から人員を確保し、121人体制で発足する。
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