JR東日本は9日、東海道新幹線で6月に男が焼身自殺し乗客の女性が死亡した事件を受け、同社の新幹線の約6割に当たる838両で客室内の監視カメラで客室内を常時録画すると発表した。来春から順次運用を開始する。
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同社によると、対象となるのは秋田新幹線の全列車と東北、北陸、山形各新幹線の一部列車。同社の新幹線1,403両の約半数には非常通報ボタンを押すと客室内のカメラが録画を始める機能があるが、犯罪抑止効果などを高めるため838両についてカメラを設置したり、各車両のドアの上に設置されたカメラを常時録画に切り替えたりする。
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新規車両には最初から導入する。乗客のプライバシー保護の観点から映像は業務上必要な時のみ確認することとし、取り扱いについての社員教育も行うという。
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JR東海と西日本も今後、一部列車での常時録画を決めている。
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