スウェーデンのカジュアル衣料品チェーン「H&M」は5日、ファストファッション激戦区の大阪・ミナミに日本初の男性向け専門店「H&M EBISUBASHI MEN’S」をオープンする。周辺には米国の「フォーエバー21」やスペインの「ZARA」など海外のファストファッションブランドもひしめいており、男性ファッションの品ぞろえを強化して差別化を図る。
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H&Mのメンズ専門店は道頓堀の戎橋北側に位置。向かい側にある戎橋1号店、乳幼児服も扱う家族向けの心斎橋店に続き、H&Mとしてはミナミで3店舗目となる。メンズ店は地下1階から地上3階までの4フロアで構成し、売り場面積は約1,000平方メートル、Tシャツからスーツまで幅広い商品を取り扱う。国内では初めてスタイリスト2~3人が常駐、事前予約をすればコーディネートの相談に乗る。
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ミナミを訪れる外国人観光客もターゲット。日本語をデザインした服がお土産などに人気を呼んでいることから、関西弁で「ほな!」とプリントされたTシャツを同店限定商品として販売するなどして訪日客の集客を狙う。広報担当者は「日本の男性はファッションに敏感で市場の成長ポテンシャルは大きい。H&Mのメンズ商品をアピールしたい」と話している。
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