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スズキ、独VWとの提携解消へ-国際仲裁裁判所判断

自動車メーカーのスズキは30日、都内で記者会見した鈴木修会長が「独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)との資本・業務提携が解消される見通しになったと発表した。スズキが筆頭株主のVWとの提携解消を求め仲裁手続きを申し立てていた国際仲裁裁判所が、VW保有のスズキ株を売却すべきだという判断(判決)を示した。スズキは市場価格を参考に近く、株式を買い戻す考えだ。
スズキとVWは2009(平成21)年、技術開発や生産協力などを進める前提で資本提携すると発表し、翌10年にVWがスズキの発行済み株式の19.9%を取得した。
しかし、経営への関与を強めようとするVWにスズキが反発。両者の関係は悪化し、スズキが11年に提携の解消を求めて、国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てていた。
一方、VWも30日、国際仲裁裁判所での仲裁手続きでスズキとの提携解消が決まったことを受け、保有する19.9%のスズキ株を売却すると表明した。売却により、利益が出る見通しという。
スズキの株価は、VWが取得した2010年当時と比べると、ほぼ2倍に上昇している。
VWは一方で、仲裁では「スズキの契約義務違反が確認された」と主張。スズキ側が進行中だったプロジェクトを破棄したなどとした上で、スズキに対して「損害賠償を請求する権利を留保する」としている。


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