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新安保法案 国会周辺で最大規模の反対集会

30日午後、安全保障関連法案に反対するこれまでで最も規模の大きな集会が国会周辺で開かれ、参加した人たちは「戦争法案を今すぐ廃案に」などと訴えた。
集会は30日午後2時頃から国会周辺で開かれ、主催者の発表で約12万人、警視庁の調べで3万人余りが集まり、これまでで最も規模の大きなものとなった。
このうち、国会の正門前では参加者が歩道だけでなく車道にも広がり、プラカードを掲げて、「憲法9条を壊すな」とか、「戦争法案を今すぐ廃案に」などと訴えた。
民主党、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの、野党4党の党首が国会前で開かれた集会であいさつし、法案に反対する世論と連携しながら、法案の成立阻止に全力を挙げる考えをそれぞれ示した。
この中で、民主党の岡田代表は安全保障関連法案について、「憲法違反の法案であり、国会を通すわけにはいかない。国民が危機感を持って怒っていることを、安倍政権に分からせなければならず、一緒になって法案を廃案にしよう。10年、20年がたってあの時、あなたたちは、何をしていたのかと言われないように、われわれも徹底的に頑張る」と述べた。
共産党の志位委員長は、「審議をすればするほど安倍政権が追い詰められ、まっとうな答弁ができなくなっている。ここまでぼろぼろになった『戦争法案』は廃案にするしかない。安倍政権を羽交い締めにして採決させず、必ず廃案に追い込もう」と述べた。
社民党の吉田党首は、「国会審議では大臣の発言がころころ変わっていて、まさに憲法違反の欠陥法案だ。平和憲法の理念を生かした安全保障政策こそが、今、求められており、政党の立場を越えて、『戦争法案』の廃案に全力を挙げていく」と述べた。
生活の党と山本太郎となかまたちの小沢代表は、「いい加減で馬鹿げた危険な法案を阻止するために、みんなで力を合わせないといけない。法案の成立を阻止して、安倍内閣を退陣に追い込むため最後の最後まで戦い抜く」と述べた。
集会には音楽家の坂本龍一さんも参加し、「憲法の精神、9条の精神がここまで根づいていることを皆さんが示してくれ、勇気づけられている。憲法や民主主義を取り戻すためのとても大事な時期で、僕も一緒に行動していきます」と述べた。
続いて若者の代表として大学生の寺田ともかさんが発言し、「私の払った税金が弾薬の提供のために使われ、遠い国の子どもたちが傷つくのだけは絶対に止めたい。『やられたらやるぞ』と威嚇するのではなく、そもそも敵を作らない努力を諦めない国でいたい。戦争法案は絶対に止めることができると信じています」と訴えた。


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