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<電気柵>違反7,090ヶ所 危険表示不備など-農水省調査 |
農林水産省は19日、静岡県西伊豆町の川岸のアジサイ花壇に設置された電気柵で7月19日午後4時30分頃、7人が感電し2人が死亡した事故を受け、全国の電気柵に関する調査結果を発表した。電気柵は少なくとも約10万ヶ所あり、このうち7%に当たる約7,000ヶ所で安全対策が適切に講じられていなかった。農水省は継続的に安全対策を周知するよう都道府県に文書で要請した。
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電気柵は田畑への野生動物の侵入を防ぐためなどに設置されている。都道府県や独立行政法人などから報告があった電気柵は9万9,696ヶ所。経済産業省は省令で感電防止策を定めており、7,090ヶ所で何らかの違反が見つかった。複数の違反が見つかったケースもあった。
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違反の内訳は、危険を知らせる表示の不備6,713件、漏電遮断装置が設置されていなかったり規定以上の電流が流れていたりする606件、スイッチに関する不備49件、家庭用電源(100ボルト)を柵に直接つなぐなど電源装置の不適切22件。
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農水省は今後、電気柵の安全な使用を呼びかけるポスターを作製し、全国の全市町村などに発送する。
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