九州電力は11日、午前、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉を起動し、再稼働させた。2011(平成23)年3月の東京電力福島第1原発事故を受け、原子力規制委員会が策定した新規制基準に基づく原発の稼働は初めて。
|
14日にタービンと接続して発電・送電を始め、徐々に出力を上げて問題がなければ9月上旬にも営業運転に移る。
|
国内で原発が運転されるのは、13(同25)年9月に関西電力大飯原発(福井県おおい町)が停止して以来で、「原発ゼロ」は1年11ヶ月で終わった。1号機の運転は11年5月に定期検査で停止して以来、4年3ヶ月ぶり。
|
九電は11日午前10時30分頃、核分裂反応を抑える制御棒の引き抜きを始め、原子炉を起動。12時間半後の午後11時頃、核分裂が連鎖的に生じる臨界に達する。
|
