京滋の小中学校の多くで7日、3学期の始業式があった。不審者が子どもに危害を加える事件が相次ぐ中、安全について注意を呼びかける学校も多かった。京都府内で始業式があったのは、小学校193校と中学校103校。滋賀県では小、中学校と高校など計386校で始業式が行われた。 |
昨年12月、教室に侵入した男が児童にけがを負わせる事件が起きた宇治市五ケ庄の宇治小では、事件を機に配置が決まった安全指導員2人が校門に立ち、登校する児童らを見守った。同小を含む市内35の小中学校・幼稚園では、計約1,050人の教職員が緊急時に備えて笛を携帯、防犯カメラのモニター監視にあたる支援員各1人も配置された。 |
始業式で小松美恵子校長は「みんなの心の中にも安全、安心を築いて、友達への思いやりの気持ちを大切にしてください」と話し、安全指導員を紹介した。事件の現場となった教室は使わず、1年1組と2組は別の教室で3学期を迎えた。 |
一方、京都市下京区の植柳小では、山下功校長が「みんなが持ってる防犯ブザーも命を守る一つの道具です。いつでも使えるようにしておいてください」と児童に呼びかけた。 |