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広島原爆の「残り火」今も灯る 福岡県八女市村で平和祈念式典 |
70年前に広島から持ち帰った原爆の残り火を「平和の火」として守り続ける福岡県八女市星野村で6日、市主催の平和祈念式典があり、地元住民ら約300人が参加した。式典は残り火がともされる「平和の塔」の前であり、広島に原爆が投下された午前8時15分に合わせて、参加者全員で犠牲者らの冥福と平和を祈り、黙とうした。
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その後、地元小中学生代表の市立星野小6年、祝原周諭(いわいはらしゅうゆ)さんが「村に70年間ともし続けられた平和の火を絶やさぬようにしていきます」、市立星野中3年の寺師里菜さんは「平和を語り継ぐ大人になります」と誓いの言葉を述べた。
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出征して広島にいた星野村出身の山本達雄さん(2004=平成16=年死去)が原爆で亡くなった叔父の遺骨代わりにと焼け跡から残り火を持ち帰った。山本さんが自宅で23年間守り、旧星野村が1968(昭和43)年に受け継いで平和の塔を建立した。
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