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5月生活保護、162万2525世帯=最多を更新-厚労省 |
厚生労働省は5日、5月に生活保護を受けている世帯は5月の時点で前月より1601世帯増えて過去最多の162万2,525世帯となり、高齢者世帯の受給が増えたことを背景にこれまでで最も多くなったと発表した。
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世帯別では、65歳以上の「高齢者世帯」が前月よりも約1,400世帯増えて79万3,658世帯となり、全体の49.1%を占めた。次いで働くことのできる世代を含む「その他の世帯」が27万4,398世帯、怪我や病気などで働けない「傷病者世帯」が25万5,011世帯、「障害者世帯」が18万7,484世帯、「母子世帯」が10万4,256世帯となっている。
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一方、生活保護の受給状況を人数で見ると、前の月より1,972人減って216万1,442人だった。
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厚生労働省は「雇用情勢の改善などで、働くことのできる世代を含む『その他の世帯』などでは減少傾向が続いているが、単身の高齢者の受給が増えているため、今後も受給世帯の増加傾向は続くのではないか」と分析している。
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