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戦艦「三笠」 の軍艦旗 米で発見、日本に返還へ

70年前の終戦直後に進駐軍のアメリカ兵が神奈川県横須賀市で戦艦「三笠」の船内から持ち去ったとする軍艦旗が、このほどアメリカで見つかり近く日本に返還されることになった。戦艦「三笠」は日露戦争の日本海海戦で東郷平八郎が乗船し連合艦隊を率いた船で、大正12年の退役後、横須賀市で保存されている。
この「三笠」の船内から太平洋戦争の終戦直後にアメリカ兵によって持ち去られたとみられる軍艦旗が、このほどアメリカ西部アリゾナ州で見つかった。見つかった旗は横5メートル、縦3メートルほどの大きさで、ところどころに焼けて出来たような穴があいている。
旗を保管していたアリゾナ州に住む92歳の元海兵隊員の男性は「終戦直後、日本に進駐した際、自分が三笠の船内から持ち出した。日本に返したい」などと話しているという。旗は男性から依頼を受けたアメリカ側の関係者が近く横須賀市を訪れ、三笠保存会のメンバーに直接、手渡すことにしているという。
三笠保存会は「進駐軍によって資料も含め多くのものが接収されてしまったため旗がどのような形で船内にあったか分からないが、返還したいという意向に応えたい」と話している。
アメリカの退役軍人を支援する団体の代表で、今回、元兵士から旗を託されたビル・ケーラーさんは「こうしたことはすべきではなかったかもしれないが、残念ながら当時、三笠の船内から海兵隊員に戦利品として持ち去られたものだ。旗を日本側に返還し、保存会によって再び、本来あるべき場所に展示されることを期待している」と話していた。


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