韓国・保健福祉省は27日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに関する隔離対象者数が約2ヶ月ぶりにゼロになったことを明らかにした。28日に黄教安首相が「事実上の終息宣言」を行う予定。
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ただ、今も治療中の患者が12人おり、世界保健機関(WHO)の基準に基づく正式な終息宣言は8月下旬頃になる見通し。
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韓国では5月20日、中東を訪問した男性がMERSコロナウイルスに感染していることが確認された。しかし、政府の初期対応は後手に回り、感染は拡大、6月1日には最初の死者が出た。韓国国内では行事の中止や遠出を控える人も続出。感染者が出た病院周辺では、多くの学校が休校措置を取るなど混乱が広がった。
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朴槿恵大統領は6月10日、緊迫する国内情勢を踏まえ「国民の安全が最優先」(大統領府)と表明、14～19日に予定していた訪米の延期を決め、影響は外交にも及んだ。7月27日までの感染者は186人、死者は36人。隔離対象者となったのは累計約1万6,700人に上り、最も多かった6月17日には約6700人に達していた。
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