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東芝 会計処理問題で歴代3社長が辞任表明

東芝は21日午前、会計処理の問題について調査していた第三者委員会から「組織的な関与」があったと断定した報告書を受け取ったことを踏まえて開いた臨時の取締役会で田中久雄社長と前の社長の佐々木則夫副会長、それに元社長の西田厚聰相談役の3人が辞任することを表明した。
この問題で調査をしていた第三者委員会は20日、一連の会計処理の中には「経営トップらを含めた組織的な関与があり、意図的に『見かけ上の利益のかさ上げ』をする目的で行われた」ものがあると断定した報告書を会社側に提出した。
これを踏まえて、21日開いた臨時の取締役会で田中久雄社長と前の社長の佐々木則夫副会長、それに元社長の西田厚聰相談役の3人が辞任することを表明した。この結果、歴代の3人の社長がそろって退くことになった。
田中久雄社長は兵庫県出身の64歳。昭和48年に入社し、調達部門やパソコン部門の役員などを経て2年前に社長に就任した。アメリカやフィリピンなど約14年にわたる海外経験で培った実績などを買われての抜てきだった。
佐々木則夫副会長は66歳。昭和47年に入社し、原発などエネルギー部門の役員を経て、平成21年に社長に就任。一昨年、副会長に就任し、これまでに政府の経済財政諮問会議の民間議員を務めたほか、経団連の副会長として税制改正の要望の取りまとめなどにあたっている。
西田厚聰相談役は、71歳。昭和50年に入社し、パソコン事業の役員などを経て、平成17年に社長に就任。アメリカの原子力プラントメーカー「ウェスチングハウス」を買収したほか、「HDDVD」方式のDVD事業から撤退することを決めるなど「選択と集中」を進めた。平成21年に会長に就任し、咲く年、相談役に退いていた。


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