Secure-japan
header


診断
犯罪事例
セキュリティ情報
このサイトについて
  

京都の錠前士の有志がピッキング防止へ協会設立へ

ピッキングなどの手口で住宅への侵入事件が増えているが、京都の錠前士の有志が今月下旬に「京都府錠前士協会(仮称)」を設立する。消費者への適切な防犯指導や業界の技術とモラルの向上が狙いで、錠前士らは「業界のレベルの底上げを図り、住民の不安を取り除きたい」と準備を進めている。協会は、京都府警に防犯指導をしている錠前士歴30年の京都市山科区の圓三喜男さん(55)や伏見区の錦織勝男さん(59)が呼びかけ、市内や福知山市などの15人が参加する予定である。
03年9月にピッキング防止法が施行されたが、府内では同年は11月末までに約5,000件の侵入盗が発生した。インターネット上で侵入用具が売買されたり、手口が暴露されたりして2人は「だれもが技術を知ってしまい、悪用される恐れが高い。業界のモラルもなくなりつつある」と懸念していた。
かぎを扱う業者は、特に資格がなく、約200人いるという。京都市市民生活センターには、ピッキングなどの影響で4年前から防犯器具商法についての相談が34件きている。不安をあおる強引な訪問販売で高額な料金を請求されたり、数10万の防犯装置1式を契約させられた市民がおり、「信頼できる業者を紹介してほしい」という意見も数件あるという。
協会は、府警と協力して市民への防犯指導をはじめ、消費者に適切な助言をできる業者を紹介していく。次々と登場する防犯器具を研究する勉強会も定期的に開く。2人は「今後、新しい技術に対応するため、われわれも勉強は欠かせない。多くの業者に積極的に入会してもらたい」と話している。問い合わせ先は、ベストロック(電話:075-611-2510)


footer