古紙回収業者らによる古新聞や雑誌の抜き取りを防ごうと奈良県広陵町は「抜き取りは窃盗罪に当たる」などと明示した黄色の警告用紙を作成、04年1月から資源ごみを出す際に張ってもらうことにした。高田署も抜き取りの通報があれば窃盗罪で捜査するとしている。 |
同町では毎週水曜日に新聞紙、雑誌、段ボールの資源ごみを回収している。1年ほど前から、抜き取りが目立つようになり、住民からも「新聞紙だけが抜き取られ、段ボールが放置されている」「収集場所が散らかされている」などの苦情が寄せられるていた。 |
町はパトロールを行い、抜き取りを見た場合は注意するなどしていたが、効果が薄いため同署と協議して決めた。新聞紙などを資源ごみとして町の回収に出したとの意思表示があれば窃盗罪に該当することがわかったため、目立ちやすい黄色の用紙に資源ごみであることや、広陵町の管理物件であることを明示し、「無断持ち去り厳禁!」と記したカードを作ることにしたもの。 |