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競泳・冨田が控訴断念、有罪判決確定へ-カメラ窃盗事件 |
昨年9月に韓国・仁川アジア大会でカメラを盗んだとして窃盗罪で有罪判決を言い渡された競泳の冨田尚弥選手(26)が4日、名古屋市内で会見し、「これ以上やっても意味はない」と控訴しないことを発表した。会見冒頭で裁判で流された映像を披露。その後、冨田選手は「これだけ映像が出て裁判官も僕ではないと言ってくれたのに、有罪判決が出て悲しかった。これ以上やっても意味はない。控訴はせず有罪のまま終わろうと思った」と話した。冨田選手は大会中の昨年9月、韓国メディアのカメラを盗んだとして略式命令を受けて罰金100万ウォンを納付(約11万円)。しかし帰国後に無実を訴え、正式裁判を申し立てた。今年5月28日の判決公判では、仁川地裁は求刑通り罰金100万ウォンの有罪判決を言い渡していた。会見では、監視カメラの映像が初めて公開され、事件当時のプールサイドの模様が流された。映像は不鮮明ながらも、白いズボンとTシャツ姿の人物が映っており“不自然な”動きを見せ、荷物をまとめて立ち去る様子が分かる。その人物が冨田選手であるか断定しきれず、さらには主張していた第三者が出てくることもなかった。さらに冨田選手と第三者が接触する様子も映っていなかった。選手生活の再開についても「難しい」と今後について厳しい見通しを示した。
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