東京労働局は27日、居酒屋「庄や」などに勤務する社員に93時間に及ぶ時間外労働をさせたなどとして、労働基準法違反の疑いで庄やをチェーン展開する「大庄」(東京・大田区)の店長ら2人と、法人としての同社を東京地検に書類送検した。
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同局によると、同社は2013(平成25)年10月、居酒屋「庄や有楽町店」で調理を担当していた20代の男性社員に計93時間、欧州料理店「マ・メゾン小平店」でも調理担当の40代の男性アルバイトに90時間の時間外労働をさせた疑いが持たれている。
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13年9月に同局が実施した監督調査で、長時間労働に対する勧告指導を行ったが、その後も改善が見られないとして、同年12月に本社と同店舗への強制捜査に踏み切った。
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同社は「捜査中のためコメントは控えさせていただく。事態については厳粛に受け止めている」と話している。
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