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刑務所の食事「カロリー不足」だったと国に10万円賠償命令-甲府地裁

甲府地裁(佐久間政和裁判長)は26日、甲府刑務所での食事などの待遇によって精神的損害を負ったとして元受刑者の50代男性が国に計150万円の損害賠償を求めた訴訟の判決公判で、男性の主張のうち適切なカロリーの食事が支給されなかったことによる精神的損害のみを認め国側に計10万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2012(平成24)年5月に入所する際、主食をおかゆにするよう希望。しかし、支給されたおかゆは、規定で主食に必要とされる熱量より200キロカロリー下回っていた。男性側は昨年5月まで同様の食事を支給され、めまいなどの体調不良が生じたと主張。国側は副食も加えれば1日に必要とする熱量を上回るとした。
判決では、公務員としての注意義務を怠ったと判断。「適切な食事を支給しないことは、生命・健康を危険にさらす」として、精神的損害は大きいとした。
国側の甲府地方法務局は「判決を精査し、控訴するかどうか判断する」とした。


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