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「すき家」のゼンショーHD=3月期の当期損失111億円 |
牛丼チェーン店「すき家」を運営する外食大手ゼンショーホールディングスが12日に発表した今年3月期決算は、売上高5,118億1,000万円(前年同期比9.3%増)、営業利益24億9,800万円(69.3%減)、経常利益28億7,500万円(63.9%減)、当期損失111億3,800万円(前期は11億300万円の当期利益)となった。
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牛丼カテゴリーの売上高は、1,735億2,200万((3.6%減)。店舗数は、78店出店、47店退店した結果、2,581店舗となった。内訳は、「すき家」1,980店、「なか卯」476店(FC20店を含む)など。
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すき家本部が経営する「すき家」では、お客の多様なニーズに対応できるよう新商品として「鉄火丼」(並盛550円+税)や「炭火豚丼」(並盛520円+税)、シーズナル商品として「牛すき鍋定食」(並盛680円+税)や豚肉豆腐チゲ鍋定食(並盛680円+税)を投入し、商品力の強化を図るとともに引き続き品質管理の徹底とサービス水準の向上に取組んだ。
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「すき家」の店舗運営は、全国に7つの地域会社を設立し地域密着型の運営体制に移行するとともに、従業員の労働環境の改善に努めた。昨年10月1日から深夜の複数人勤務体制を確立するため一部店舗の深夜営業を休止しているが、各地域会社ごとに採用と教育の強化に取り組み順次営業の再開を進めた。
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来期は、売上高5,467億2,500万円、営業利益122億3,500万円、経常利益109億3,900万円、当期利益33億1,100万円の見通し。
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