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「セウォル号」引き揚げ決定、9月にも開始　費用110億円超 韓国政府は22日、昨年4月に同国南西部の珍島(チンド)沖で沈没した旅客船「セウォル号」の引き揚げを正式に決定した。295人の死亡が確認された同船の沈没事故では、依然9人が行方不明で、家族らが船体の引き揚げを強く求めていた。 約6,800トンのセウォル号の船体は、水深約44メートルの海底に横倒しで沈んでいる。海洋水産省の発表などによると、行方不明者の遺体流出を防ぐため、船体を切断せずに引き揚げを行う。海上での作業は9月にも始まり、引き揚げ完了まで1年から1年半の期間を要する見込みという。 総経費は1千億ウォン(約110億円)～1,500億ウォン(約165億円)。