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防犯ボランティア最多の全国277万人、高齢化進む―警察庁 |
登下校の見守りや特殊詐欺の注意喚起といった防犯活動を行うボランティアが昨年末時点で全国に277万6,438人おり、統計を取り始めた03(平成15)年末以降最も多くなったことが9日、警察庁のまとめで分かった。平均年齢が60歳以上の団体が62%を占め高齢化が進んでいる。1ヶ月に最低1回活動し、5人以上が所属するボランティア団体を集計した。
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昨年末は1%増の4万7,532団体で、11年連続の増加。所属人数も1.1%増えた。人数は23府県で増加し、24都道県は減少した。平均年齢が60歳以上の団体は61.6%を占め、5年前より4ポイント増加。対照的に40代と50代の団体は計32.5%で4.5ポイント減った。
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警察庁は「14年は神戸市の小1女児殺害事件や岡山県倉敷市の小5女児監禁事件が起きた影響もあり、団体や参加者が増えた」としながらも、「新しい人がなかなか入らない『後継者不足』で全体的に高齢化している」と分析している。
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