地域政党・大阪維新の会は4日、維新の党の上西小百合衆院議員(31)=比例代表近畿ブロック=が衆院本会議を欠席した問題で上西氏を除名処分にすると発表した。大阪維新の橋下徹代表(大阪市長)が街頭演説で明らかにした。維新の党も処分を検討する。
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上西氏は先月13日、ウイルス性胃腸炎との診断書を党に提出し、2015年度予算案を採決する衆院本会議を体調不良で欠席。今月3日の記者会見で、診断書を受け取った後の12日夜、先輩議員らと会合で居酒屋など3軒をはしごしたことを認め、「体調がよくなったから会合に行った。ソフトドリンクしか口にしていない。体調管理の甘さは真摯に反省する」と陳謝していた。
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これについて橋下氏は4日午前、大阪市内の街頭演説で、「予算採決前日に、診断書を取っておきながら飲みに行ったのは許せない」と批判した。
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上西氏は「本会議欠席直後に男性と旅行した」と週刊誌などで報じられたが、3日の会見で「15日に京都府宮津市へ仕事で行った。私的旅行ではない」と否定した。
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橋下氏は1日、「14、15日に旅行へ行ったと聞いている。議員辞職した方がいい」と述べていたが、3日の会見では「14日に旅行に行った事実は確認できない」と釈明していた。
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