群馬県伊勢崎市に本社がある「まるか食品」は2日、昨年12月、1個のカップ麺に虫が混入していたとする購入者からの指摘を受けて工場での生産を中止し、主力商品の「ペヤングソースやきそば」など24種類すべての商品の販売を取りやめていたが、異物の混入をチェックできるカメラの導入など再発防止策が整ったとして今年6月上旬に首都圏で販売を再開することになったと明らかにした。
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虫など異物の混入を防ぐ再発防止策として▽やきそばの麺の製造の過程で混入がないかチェックできるカメラの導入▽製造ラインなどを目視で確認する従業員を増やす▽外から虫などが入らないよう工場内の壁などにあった亀裂を塞ぐことなどを実施した。
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同社は、再発防止策を整えたとして早ければ今年5月末から生産を再開し、6月8日をメドに主力商品の「ペヤングソースやきそば」を首都圏で販売を再開することにしている。さらに、7月6日をメドに全国で販売を再開したいとしている。
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また、商品の中身は変わらないが、プラスチックだった容器を発泡スチロールに変更したり、これまでのかぶせるタイプのフタを、お湯をきるとき麺がこぼれにくいようシールでとめたタイプに変更したりするなど、再開にともなってデザインを一新するという。
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同社は、「販売再開の日程については正式な決定ではないが、1日も早く商品が届くよう取り組んでいきたい」とコメントした。
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