フランス検察当局は26日、フランス南東部のドイツ旅客機墜落で副操縦士(27)が1人で操縦し、意図的に墜落させたとみられると発表した。副操縦士はドイツ人で、テロリストの経歴はなく、テロと見なす根拠はないとしている。今後の捜査は副操縦士が故意に墜落させた動機や背景が焦点となる。
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検察当局の発表によれば、ボイスレコーダーの解析などから、機長が操縦室を出た後、副操縦士は操縦室のドアを開けることを拒否。意図的に降下ボタンを押したとみられる。乗客らは墜落の際に即死したとみられる。
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ドイツ検察当局も同日、コックピットには急降下前、操縦士が1人しかいなかったと確認した。
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墜落機を運航していた格安航空会社ジャーマンウィングスの親会社ルフトハンザ航空がAFP通信に明かしたところでは、副操縦士は2013年9月に採用され、飛行時間は630時間。機長は10年以上のキャリアがあり、エアバス機での飛行経験は60,00時間を超えていた。
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解析はまだ始まったばかりで、詳しい分析はこれからになる。飛行記録が刻まれたフライトレコーダーも容器が見つかっただけで本体はまだ発見されていない。険しい山岳地帯での捜索は難航している。
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